Off Stage Style Archives オフステアーカイブ

KUNITO FAN!では渡辺邦斗氏の公式サイトで2022年末まで更新・公開されていた『Off Stage Style』を株式会社アオイコーポレーション様より許諾をいただいた上で公開しています。

『オフステアーカイブ』の文章・写真の著作権は株式会社アオイコーポレーション様および渡辺邦斗氏に帰属いたします。スクリーンショットの掲載を含む一切の無断転載をお断りします。

こんにちは。
最近、急に寒くなってきましたね。
気温低下で台風14号の進路が逸れましたが、大雨に降られた地域の皆様におかれましては、今後もお気を付けてお過ごしください。

さて今回は、僕が最近思いついた「英語勉強法」を紹介します。

僕は高校時代、カナダに留学をしていたので英語が話せます。
ただ留学した頃の学校は留学生を受け入れたことが一度もなく、語学を教える環境が整っていなかった為、かなり言葉の壁に苦しんだのを覚えています。
そこでどうしたかと言うと、3歳児に戻ったつもりになって、人が喋った言葉を繰り返し真似し続けていたら、いつの間にか会話ができる様になっていました。

(高校の同級生たちとの思い出写真)

そんな経験から、日本でも同じ学び方ができないかと考え辿り着いたのが、洋画を使って勉強する方法です。

先ずは、DVDや配信サービスの中から、何度も見たことがある好きな洋画を選び、[英語音声]&[英語字幕]に設定し再生します。
※TV本体には[英語音声]機能が付いていないので、この方法はDVD又は配信サービスの機能を使う必要があります。

なぜ何度も見たことがある作品を選ぶのか。それは、ストーリーを知っていれば、全て英語で何一つわからなくてもシチュエーションは理解出来るからです。そんな状況でも音声は真似できます。そして、字幕が切り替わるスピードについていける様になるまで、映画の冒頭15〜20分程を繰り返し、音声に合わせて何度も声に出して練習します。
音声がクリアに聴こえ始め、スペルを読まずとも単語がパッと目で確認できる様になったら、今度は、同じ場面で[日本語音声]&[英語字幕]に設定を変えます。
すると、耳から入ってくる日本語で、[英語字幕]がどんな事を言っているのか少し理解出来る様になります。
ここまでの工程を、映画を次の場面に進め繰り返していきます。

そのうち、「あれ?この単語(もしくはフレーズ)、さっきも出てきた!」と言う箇所が必ず出てくるので、それを覚えていきます。

ちなみに僕が勉強に使っている映画は、
「ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」です。
この作品では、例えば「sniff out(見つけ出す)」が出て来ますが、(sniff)鼻でクンクンして、(out)出すといった、動作やニュアンスなどを含んだ、ネイティブならではのイディオム(熟語)が何度も出て来るのでとても勉強になります。
(アニメだと「ファインディング・ニモ」などは分かりやすい英語なのでオススメです。)

映画を見終わる頃には、聞き取りや単語の読みとフレーズの使い方、発音がレベルアップできているはずです!(たぶん 笑。)

この「英語勉強法」、もしかしたら既にやっている方がいるかもしれませんが、興味がありましたら、是非トライしてみて下さい!

それでは

邦斗


年末年始に実家の片付けをしていたら懐かしいフィルム写真を発見!


若い。。(笑)
    
1999年頃のカナダ留学時代のものです。
    
最近になって留学時代の写真が手元に一枚も無いことに気づき、「撮っておけばよかったな〜」と思っていたばかり。
そんな矢先に発見したのでビックリしました!
まさか写真を残していたとは。。記憶にございません(笑)。
    
片付けを一時中断してアルバムめくりに没頭(笑)。
    
どうしたって記憶は薄れていくもので、こうして見た景色、過ごした時間をしっかり残していこうと思う時間になりました。
    
デジタルカメラは手軽で便利だけど、フィルムの空気感と色味がやっぱり素敵で、デジタルとは別物だと再発見したので、
今年は時代に逆行し、フィルムカメラを多く使って趣味の時間を楽しもうかと思います。


そんな僕ですが、2016年もどうぞよろしくお願いします!
    
それでは
   
邦斗


16歳になる前夜の出来事。
当時カナダのモントリオールに高校留学をしていた僕は、
冬休みに入ったので飛行機で日本へ帰国する事にしました。

モントリオールから国内線でバンクーバーまで行き、
そこから国際線に乗り継ぎ帰国するというスケジュール。

国内線を降り、荷物を受け取るベルトコンベアの前で待つも一向に荷物が出て来ず、、、
調べてもらおうとカウンターのお姉さんの所まで行きました。

お姉さん「あ~。荷物はバンクーバー行きの機内にあるから大丈夫よ。」 

邦「いや、その飛行機に乗ってきたのに荷物が出て来ないんです!」

お姉さん「そうよ、だってここはカルガリーだから!あなた降りちゃったの?」

邦「…ん?!」

実はその飛行機、カルガリー空港でトランジット(途中下車)を挟んでいたんです。

機内で爆睡していたため到着地のアナウンスを聞き逃し、
カルガリーで降りてしまったんです。。

しかもそれが最終便。。

カウンターのお姉さんに
「今晩は車で30分程のホテルに行くか、空港で野宿をしてください」と言われ
翌日のチケットを発行してもらい、後者を選択。
しかし、空港は営業が終了すると売店や構内出入口のシャッターは閉められ、
灯りが全て消され、非常灯のみになり、外にも出られず完全に独りに。。

ベンチに横になっているうちに寝入ってしまい、知らぬ間に誕生日を迎えていました。。

そして翌朝、まだ日も登らない頃、、

暗い廊下の奥の方からコツコツと足音が、、
そこに現れたのは、頭にターバンを巻き、手にモップを持ったアラブ系のおじさん。
「何をしているんだ?」と声をかけられた時には流石に挙動不振になりましたが、
事情を説明したところ、不敏に思ったのか手作りのサンドウィッチを半分分けてくれました。

頂いたサンドウィッチを食べている僕の横で黙々と掃除をしているおじさん。。
2人しかいない空港と夜が明けていく光景を未だにはっきりと覚えています。

カルガリー空港で迎えた16歳の誕生日の思い出話でした。

邦斗