Off Stage Style Archives オフステアーカイブ
KUNITO FAN!では渡辺邦斗氏の公式サイトで2022年末まで更新・公開されていた『Off Stage Style』を株式会社アオイコーポレーション様より許諾をいただいた上で公開しています。
『オフステアーカイブ』の文章・写真の著作権は株式会社アオイコーポレーション様および渡辺邦斗氏に帰属いたします。スクリーンショットの掲載を含む一切の無断転載をお断りします。
こんにちは。
本日は、朝から湿度が低くカラッとしていて秋の気配を感じられますね。
どうにかならないか、と思うほどの蒸し暑さが続いていましたが、
夏の終わりが近づくと、なぜか寂しくなります。
そこで今回は、
ある夏の思い出から、郷愁を感じたお話です。
数年前、お盆に帰省をした時にある場所で、
こちらの風景写真を撮りました。

その場所は、湖沿いの土手(どて)道で、
現在は、背の高い藪(やぶ)に覆われているため、外からは見えず、
ほとんど人が通らない忘れられた様な土手道ですが、
空と湖の広さを感じられると同時に、なんだか懐かしさも感じられる、
心安らぐ僕のお気に入りのスポットです。
僕はこの場所に、その時初めて訪れたと思っていましたが、
実は先日、幼少期のアルバムを整理していたら、
目を止めた1枚の写真に、同じ土手道で撮影された、
振り向く僕が写った写真があったのです..。

両親に聞くと、僕が2歳の時に、
家族でその湖に出かけた時のものだそうで、
手を引かれて歩くのを嫌がり、独りで先を歩いた時のものだそうです。
当時のことは全く覚えていなかったですし、
それまで家族とその話をした事がなかったので、
大人になって、偶然、同じ場所に辿り着けたことに運命を感じました!
ちなみに僕が撮った風景写真は、土手の出っぱったところから撮影しました。
その他にも、アルバムの中の色んな写真を見返し、
長野への郷愁を覚えた、そんなお盆でした。
ということで、
まだまだ残暑も厳しいと思いますが、
お体に気を付けてお過ごしいただければと思います。
こんにちは。
日に日に蒸し暑くなってきて、梅雨の気配を感じ始めましたね。
さて、今回のオフステは久しぶりに、
Instagramに投稿した写真の紹介をしたいと思います。
紹介するのは、
コメント欄に「どうやって撮ったのか?」という質問が多かったこちらの写真です。

(2022/4/30Instagram投稿写真)
マニュアル設定ができるカメラが前提になりますが、
この写真は、歩く人物のスピード感を表現するために、
シャッタースピードを遅い設定にし、
カメラ本体をガッチリと両手で固定させた状態で撮影しました。
(三脚は不使用。)
すると、動いている物だけがブレている写真が撮れるのです。
シャッタースピードの設定は、歩く人物をどのくらいブラしたいのかによるので、
確実な数値は言えませんが、
事前に歩いてくる人物の速度を観察して、
その速度よりも遅いシャッタースピードに設定しておく必要があります。
その辺りは感覚なので、
掴むまでに最初は何度も練習をする必要があるかもしれません。
撮影時の僕は、人物の軸足はブラさずにしっかり写したかったので、
比較的歩く速度に近い値に設定しました。(1/5秒 F22)
ブレを操れるようになると、時間を表現できるようになるので、
写真を撮ることが面白くなるはずです!
マニュアル操作ができるカメラアプリを使えば、スマホでも撮影できる方法なので、
是非、トライしていただけたら嬉しいです!
また面白い写真が撮れたらInstagramにアップしていきますので、
お楽しみに!
それでは
邦斗
こんにちは。
日中は暖かい日が続き、春らしさが増してきましたね。
先日のオフステ(2022/02/18)に書いた「朝の散歩」でも、
猫センサー(猫察知能力)を張り巡らしていた僕ですが、
冬の間、野良猫は暖かいところに避難しているせいか、なかなか見つけられませんでした。
「いた!」と思って近づいたら、タヌキの親子だったり(笑)。
今年の冬は、エンジンの温もりが残る車の下で暖を取る姿を一瞬見かけただけでした。

いよいよ春めいてきて、野良猫たちも沢山見かけられるようになると思うので、
これからの季節、カメラを持って散歩するのがますます楽しくなりそうです。
春に溶け込む猫のベストショットを撮影したいと思いますので、是非、お楽しみに!
それでは
邦斗
こんにちは。
最近は気持ちの良い秋晴れが続いていて、清々しいですね。
さて、
「Navy Pier 埠頭にて」の公式サイトでは、
キャストのプロフィールと共に、第二弾のビジュアル写真を公開中です!

この写真は、ポスターデザイン同様、赤と青が強調された写真となっています。

(「Navy Pier 埠頭にて」のポスターデザイン)
ここで、実際の撮影現場をお見せしましょう!

実は、自然光も入る明るいスタジオで撮影をしていました。
(肉眼で見た明るさです。)
こんなに明るい場所でも、ダークな写真が撮れるのは、ある仕掛けがあるからです。
それは、四方から僕を囲むライト。
(写真では2つしか写っていませんが、左側にあと2つライトがあります。)
このライトの色は赤と青で、これを照射しながらカメラのフラッシュを焚くと、
周りが暗く沈み、赤と青だけが強調された海底の様な、ほの暗い雰囲気の写真が撮れるのです。
現場は明るいのに、何とも不思議ですよね。
これは写真ならではの、光のマジック。(スモークも専用機器を使って出しています。)
僕はまだこのような手法で写真を撮ったことがないので、今度人物を撮る機会があればやってみたいなと思いました。
青柳くん撮らせてくれないかな…(笑)。
さあ、いよいよ稽古が始まります。
今から楽しみです!
それでは
邦斗
こんにちは。
すっかり秋の気候になりましたね。
昼夜の寒暖差にお気をつけてお過ごしいただければと思います。
そういえば、先日の「中秋の名月」をご覧になりましたか?
中秋(9月21日)が満月と重なるのは8年ぶりとのことでしたが、
僕が住む東京では、曇り空の隙間から時々チラッと見える程度でした…。
それでも、記録として撮っておこうと思い、
おうちの窓辺に三脚を立てて、愛用のカメラ「CANON EOS R6」と、
レンズ「EF70-200mm F2.8L IS ll」 で撮影をしました。
この日は、雲が多かったため、どうやって撮れば良いかを考えながら、雲の様子を見ていたら、
薄い雲がレースのカーテンの様に、月の光量を抑えていることを発見!
月の光が強いと月が真っ白に撮れるのですが、光が抑えられると、月の表面を写しやすくなります。
(通常は露出を最大限に下げて、周りを暗くすることによって月の表面を撮影します。)
おかげで露出を極端に下げずに周りの雲の表情を写しながら、月の表面も撮影することに成功しました。

(2021年「中秋の名月」)
これは、自然条件に合わせて撮り方を変え、撮影できた一枚です。
これからも自然の力を借りながら、自分なりの風景写真を撮っていけたらと思います。
この写真は、Instagramに投稿してありますので、見ていいただければ幸いです。
それでは
邦斗
こんにちは。
9月に入ってから、すっかり秋になりましたね。
曇り空が続いているので、スッキリと晴れた秋の空を早く見たいです。
さて今回は、「芸術の秋」にちなんで、カメラのフィルムのお話です。
僕の宝物の二眼レフカメラの「ROLLEIFLEX(ローライフレックス)」を
久しぶりに取り出して手入れをしようと思ったら、
なんとフィルムが装填された状態のままで、そのことをすっかり忘れていました。

(中央右上の数字⑥がシャッターを切った枚数)
記憶を辿ってみると、フィルムを装填したのは約4年前。
「ウルトラマン ダークヒーロースペシャルナイト in ひらかたパーク」に出演した時だったと記憶しています。
当時のオフステ[2018/12/26]の、「ROLLEIFLEX」を抱えた自分の写真を見て思い出しました。

フィルムは、撮り終えてから現像するまで時間をかけ過ぎると、
真っ白に色褪せた写真になってしまうことがあります。
12枚撮りのかなり高いフィルムで当時は一枚一枚かなり慎重に撮っていたのに、
まだ6枚しかシャッターを切っていない状態とはなんともったいないことをしていたのか…。
しっかり写真が残っているのか不安ですが、気持ちを切り替え、
残り6枚も近々撮影し、4年前の自分がどんな風景を切り取ったのか、
タイムカプセルを開ける気持ちで、現像するのを楽しみにしたいと思います。
写真がしっかり残っていることを願って。
それでは


(「ROLLEIFLEX」のファインダー越しの花瓶)
邦斗
この度の大雨で被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。
今後も雨が続く予報ですので、
くれぐれもお気をつけてお過ごしいただければと思います。
さて、先日僕はカメラマンとして、
ピアニストの清塚信也さんのアーティスト写真を撮らせていただきました。

(撮影風景)
実は清塚さんとは20年来の友人で、友達の紹介をキッカケに知り合いました。
そこからの長い付き合いと、ずっと趣味で撮り続けてきた僕の写真、Instagramを、
信ちゃん(普段の呼び方です。)が好きでいてくれたことから、
ご本人からご依頼いただき、実現しました。
ですが、仕事(カメラマン)として写真を撮るのは初めてだったので慣れない事ばかり…。
緊張が伝わったのか、信ちゃんが即興でピアノを弾いて雰囲気を作ってくれたり、
周りのスタッフにもレフ板を当てていただいたり、沢山助けていただきました。
信ちゃんとスタッフに感謝です。

(撮影風景その2)
撮影は、普段僕が撮っている「どんな風景でも主役を探し、切り取る作業」とは違い、
既にそこに主役がいて「最も素敵に見える瞬間を切り取る作業」だったので、
今までとは違った集中力が必要でした。
しかし、人物の魅力に迫る楽しさや、自分が被写体に戻った時のことを考える良い機会にもなったので、
この経験を俳優として活かしていき、今後も人物撮影への挑戦を続けられたらと思います!
僕が撮った写真は、「UNIVERSAL MUSIC JAPAN(ユニバーサル ミュージック ジャパン)」の
清塚信也さんの公式ページに掲載されていますので、是非、チェックしてください!
それでは

(撮影後の記念写真)
邦斗
こんにちは。
本日は、一年で最も昼間が長い夏至ですね。
暑い夏も間近です。
さて今回のオフステは、僕のInstagramに投稿したこちらの猫のお話です。

(Instagram 2021/06/18投稿)
まん丸なお顔がとても可愛いですよね!
近所のスーパーに買い出しに行った帰りに初めて出会った猫です。
実はこの猫、声がとてもユニークで「ウヒャ〜」ととても高い声で鳴きます。
最初「ウヒャ〜」と聞こえた時はこの猫の姿は見えず、
僕の近くには水遊びをする小さな子供たちの姿だけだったので、「子供の声かな?」と思いました。
すると、僕とその子供たちの間の茂みからこの猫が突然出てきて、僕の顔を見て「ウヒャ〜」と鳴いたのでビックリ!
予想外の声の持ち主に、思わずその猫に向かって「こっちかい!」とツッコミました(笑)。
この猫も「正解は私だよ〜」みたいなドヤ顔で鳴くので、
人間を相手にこの遊びを何度かしているのかもしれません(笑)。
そのうち遊びたい様子で「ウヒャ〜ウヒャ〜」と鳴きながら僕の足元まで近づいてきたので、
その時にお顔の写真を撮らせてもらいました。
人懐っこく毛並みも良いので、おそらく飼い猫だと思いますが、
とてもユニークな声を持つ猫でした。

(茂みから出てきて闊歩する様子)
それでは
邦斗
こんにちは。
この週末、東京は空気がカラッとして、とても過ごし易い気候でしたね。
さて、今回のオフステは、
僕がスマホで撮った富士山の風景写真を使って、写真の色味編集を少し紹介します。
まずは、撮って出しの写真(ビフォアー)と編集後の写真(アフター)をご覧ください。

(ビフォアー)

(アフター)
見比べてみて、いかがでしょうか。
ビフォアー写真は、全体的にくすんだ印象だったので、
写真アプリの編集機能を使って暗部を絞め、
富士山がクッキリと目に飛び込んでくる様に編集しました。
そして、空と湖の色を少し濃くして青々とした印象にも!
色味編集の方法は写真によって程度が異なりますが、
写真編集ソフトの「Photoshop(フォトショップ)」を使って、
部分的に色を変える細かな編集をすることもあります。
その中で僕は、見て感じた風景を損なわない程度に、
且つ印象的な写真になる様に心がけています。
ちなみにモノクロに編集した写真がこちら。

もはや富士山の印象しかありませんね(笑)。
この様に、色味編集をするだけで目がいくポイントや印象が変わってくることも、
写真の面白さです。
ということで、
僕のInstagramに、この3枚の写真を投稿しますので、
じっくり見比べてみてください!
それでは
邦斗
こんにちは。
この週末は、梅雨の晴れ間が広がり爽やかな天気でしたね!
さて、今回のオフステは、
僕が10年以上探し続け、初めて買ったカメラストラップを紹介します。

それは、「Acru(アクリュ)」というブランドの馬革のショルダーカメラストラップ。
「初めて買うストラップは、革製で長く使える物」と自分の中で決めていましたが、
なかなか「これだ!」という物が見つからず、探し始めてから10年以上が経ってしまいました。
そんな中、フルオーダーメイドも考え、革製品に詳しい知り合いに相談をしたところ、
このカメラストラップを薦められ、一目惚れしました。
そうして去年、カメラを買い替える時に合わせて、
使い始めた年がわかるように「SINCE2020」と刻印を入れ、購入しました。
(買い替えたカメラについては、オフステコメント[2020/10/05]を読んでください。)

カメラを傷つけないように、カメラとストラップを繋ぐ金属を全て革で覆い隠し、
肩への衝撃を抑える為に厚みと幅を持たせたデザインから、
「隠す=カシェ(仏語)」と「膨らみ=バルジ(英語)」を合わせて、
「カシェ・バルジ」という名前がついた、職人によるこだわりの一点モノ。
長さ(110cm)も程よく、少し褪せたような茶色と質感がとても気に入っています。
今はカメラをぶら下げてゆっくり写真を撮りに出かけられませんが、
長く、大切に使っていきたいです。
それでは
邦斗