前編からだいぶお待たせしてしまいましたが、『京都の川沿いから~後編~』をお届けします!
僕がどんな風景と出合ったのか!?というと・・・
「合流地点から木津川沿いにルートを乗り換えれば、流れ橋が見られるよ。」と石丸さん。
「流れ橋?」それがどんな橋なのかわからなかったので、「とにかく、見た事がない風景を見たい!」
という僕の思いで、さらに流れ橋を目指し、引き続き自転車で帰りの事は気にせず進む事にした僕ら。
桂川沿いから木津川沿いにルートを乗り換え、左側に川を眺めながら自転車で5km程走ると、
木津川の中に橋らしき物が見えてきました!
でも、なんだか 普通の橋とは格好が違い、「あれはなんだ?」と思っていると、「あれが流れ橋だよ!」と石丸さん。
さらに進み、段々近くなってきたその橋を良く見ると、橋板がかかっでおらず、橋脚のみが反対岸まで伸びています。
自転車で流れ橋の入口まで行き、橋脚だけの不思議な光景を写真に収める事にしました。

石丸さんの説明によると・・・
流れ橋とは、まだセメント技術も無く頑丈な橋を作れない時代、洪水時に起こる橋全体の決壊に耐えられるように、
わざと橋桁を固定せず、橋板が流れても良いように作られた木の橋の事で、橋を復旧する時は
残された橋脚の上に新たに橋板を架けるだけで済む様にした作りなのだそうです。
そして現在もこの橋は、近くに住む住民の方達に使われていたのですが、2014年の台風で橋板が流されたままの状態に今はなっているとのこと。
なるほど。勉強になりました!
この日は、木津川の水がかなり引いてたので、入口に自転車を駐め、川底の真ん中まで行ってみることに。
橋脚は、遠目に見た寂れた印象とは違い、柱一本一本がとても大きく、まるで古代遺跡のような重厚感。
柱の細部には木を加工した跡や、無駄が無い組み立てられ方を見ることができ、先人たちの知恵に感動しました!
住民のために、早い復旧を願うばかりです。

素晴らしい流れ橋との出合いに興奮したからか、帰り道の約20kmはノンストップ!
あっと言う間にレンタルショップに到着しました。
ママチャリで石丸さんと約40Kmの初ツーリング!とっても有意義な時間になりました!
既に石丸さんとは、ツーリングではない別プランを考え中(笑)。
また出掛けた時にはオフステで紹介します!
最後に「流れ橋の川底でジャンプした瞬間を撮ろう!」とタイマーでトライするも・・・
タイミングがズレて、ヘンテコな格好に・・・でもこの写真も良い思い出です!

それでは
邦斗