世界で一番うまいと思う蕎麦。
それは父が打ってくれる蕎麦です!
父の蕎麦は十割蕎麦。
いわゆる小麦粉を混ぜず、蕎麦粉100%で作る蕎麦のこと。
「十割」と表示されていない蕎麦の多くは繋ぎで小麦粉を使い、水で捏ねられています。
父曰く、蕎麦粉はくっ付きにくく、水の加減を間違えるとブツブツと切れてしまいボロボロになってしまうからだとか。。
でも、小麦粉を混ぜると蕎麦の香りが減ってしまい、蕎麦本来の味が楽しめないのだそうです。
蕎麦粉の種類によっても違いがあったり、湿度や水質も影響するらしく、街中の蕎麦屋さんでも十割蕎麦は数量限定の高級品として扱われているのを見かけますが、理由がわかりました。
そんな十割蕎麦を打つのが父の特技!
蕎麦粉と水を絶妙なバランスで練り合わせ、和紙の厚さぐらいにのばしていきます。
水が足りないとこの段階で生地が割れてしまうそうです。

そして蕎麦切り包丁と板を使い、切る!!

こだわりは細麺みたいです。そこは父の几帳面な性格が良く出ています。(笑)

それを一人前ずつに分けていく。

熱湯の入った鍋で30秒茹で、優しく水洗いをし、ざるに盛ったら完成!

お店があるわけではないので叶いませんが、蕎麦が好きな方には父の作るこの蕎麦を是非食べて頂きたいほど美味しいのです!
蕎麦の香りと味、歯ごたえ、喉越し、全てがさわやかな最高の蕎麦!
暑い夏にもってこいです!
それでは
邦斗