こんにちは。
早いもので、2021年も3月に入りました。
3月といえば、「ひな祭り」ですね!
最近、近所の神社にお参りに行ったら立派なひな人形が飾られていました。

(15人7段のフルセットのひな飾り)
僕には姉がいて、幼少期は祖父母が姉の為に毎年ひな人形を飾ってくれていましたが、
当時は白塗りの人形の顔が怖くて直視することができず、
更には、「長く飾っているとお嫁に行けなくなる。」という言い伝えを
祖母が姉に話しているを側で聞いていたので、
「なんて恐ろしい人形なんだ!」という印象を持っていました(笑)。
実家を離れてからひな人形を見る機会はほとんどありませんでしたが、
久しぶりに目にしたので、ひな人形に対する怖さを思い出しつつもよくよく観察してみると、
精巧な装飾や人形一体一体の表情の違いを発見し感動しました。

その飾りを見ているうちに、ひな人形の歴史も気になったのでざっくり調べてみることに。
昨今は子供の成長を願う品ということで、
嫁入り道具の一つとしても扱われていることは皆さんもご存知だと思いますが、
起源は1000年も前に遡り、3月3日がひな祭りに定まったのは600年前とのこと。
江戸時代後期に入ると、現在の様式になり庶民の間で大流行。
装飾品の数も増えどんどん高価になったことで、
幕府がひな人形の華美を禁じるお触れを再三出すほどの「ひな人形ブーム」が訪れたこともあったそうです。
「長く飾っているとお嫁に行けなくなる。」という言い伝えについても、
実は片付けに対する教育的な意味合いから言われるようになったことだと初めて知り、
ようやく幼い頃のトラウマを1つ解消できました(笑)。
ひな人形の片付けるタイミングは、ひな祭りのすぐあとが良いみたいですが、
遅くとも春分〜4月頭ぐらいまでの間で、空気がカラッと乾いている時にしまうのが人形にとって一番良いそうです。
ということで、素敵なひな祭りをお過ごしください!
それでは
邦斗