少しマニアックなお話です。
時々、インスタグラムに「Tokyo nostalgie」と題し投稿している写真は、
こちらの二眼レフ「ROLLEIFLEX(ローライフレックス) 2.8C」という
完全マニュアルのフィルムカメラで撮影しています。
※Tokyo nostalgieは現時点でNo.8までアップ中!

覗く為のレンズ(上)と撮る為のレンズ(下)が付いていることから、二眼レフと呼ばれています。
製造されたのは70年近く前ですが、状態がとても良く写りが最高で、愛用している一台です!
しかし、使用するにはとても勇気がいるカメラなのです。
というのも、フィルムカメラなので直ぐに確認ができないことと、
専用のフィルムは1本あたり12枚しか撮影できません!
貴重なフィルムの為、画を決めてあとはシャッター押すだけの時に、
「本当にこれを撮りたいのか?」と自問自答し、覚悟を決める時間を設けています(笑)。
それに、かなり昔のカメラなので露出計が付いていません!
(後期のフィルムカメラや現在のデジタルカメラには全てオート電子露出計が内蔵されています。)
露出計の機能を簡単に説明すると、カメラは「シャッタースピード」と「絞り」を設定することで、
「露出値」が割り出されます。
正確な露出値を出さないと、真っ白や真っ黒な何も写っていない写真が撮れてしまいます。
ということで、このカメラを使う時は、勘で「シャッタースピード」と「絞り」を設定し、
正確な露出値がわからないまま、アバウトに撮影しています(笑)。
勘と言っても、長年の趣味ですから、数値をなんとなく記憶していますが…。
それでも、撮れているのかいないのか、現像するまでずっと不安です(笑)。
とにかく、「ROLLEIFLEX 2.8C」はシャッターを押す勇気と経験が必要なカメラ。
デジタル全盛期にこんなに難しいカメラを使う必要はない!と思うかもしれませんが、
このカメラを使う度に、写真一枚の大切さを感じられるので、大好きな一台です!
「Tokyo nostalgie」シリーズ。
これからもインスタグラムに投稿していきますので、是非、お楽しみに!
それでは
邦斗